コロナワクチン後遺症で障害年金はもらえるのか?|浜松の社労士事務所

09019886723

【営業時間】9~18時 ※土日祝休み。電話対応は可。

コラム

コロナワクチン後遺症で障害年金はもらえるのか?

2022.01.29

みなさん、こんにちは! 今日のテーマは、コロナワクチンを接種した後の副反応や重篤な障害、後遺症についてです。現在日本では、約8割の人が2回のワクチン接種を終えていますが、接種後の副反応や体調不良に悩んでいる人が多いという報道を耳にします。

厚生労働省の最新の発表(2022年1月21日付けワクチン分科会副反応検討部会)によれば、接種後死亡した事例が1,444件、重篤な障害事例が6,370件報告されています。これは、報告されている件数だけですので、実際の件数はこの10倍程度はあると推察されます。

資料に記載されている主な副反応例には以下の事象があります。

悪心、下痢、口の感覚鈍麻、腹痛、嘔吐、接種部位腫脹、接種部位知覚異常、接種部位疼痛、悪寒、異常感、胸痛、倦怠感、腫脹、接種部位紅斑、熱感、発熱、不快感、無力症、疼痛、関節炎、関節痛、筋肉痛、筋力低下、四肢痛、背部痛、リンパ節症、ほてり、蒼白、潮紅、過換気、咳、呼吸困難、口腔咽頭痛、口腔咽頭不快感、喘息、転倒、心筋炎、動悸、頻脈、意識消失、運動機能障害、感覚鈍麻、顔面麻痺、傾眠、失神寸前の状態、振戦、頭痛、頭部不快感、不動性めまい、末梢性ニューロパチー、痙攣発作、そう痒症、湿疹、多汗症、蕁麻疹、アナフラキシー反応など。

以上の事象は、接種後1週間以内に起こり、徐々に回復していくのが通常ですが、中には数か月経っても症状が改善しない事例も見受けられます。また、重篤な事象として、以下の疾病の記載もあります。

血栓症、血栓塞栓症、心筋炎、心膜炎、けいれん、ギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、血栓性血小板減少性紫斑病、血小板減少症、血管炎、無菌性髄膜炎、脳炎・脳症、顔面神経麻痺、血管迷走神経反射、急性心不全、心筋梗塞、心筋症、大動脈解離、肺塞栓症、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、間質性肺炎、関節炎、帯状疱疹

上記の傷病を見ると、ほとんどが血管障害に起因した循環器疾患であることがわかります。ワクチンの主成分であるmRNAが生成するスパイクタンパクが血管の内皮細胞を傷つけ炎症を起こし、血栓症などを起こしていることが原因と考えられます。

ワクチン接種後の有害事象については、予防接種法により、障害年金が支給されることが規定されています。但しこれについては、因果関係が明確でなければなりません。厚生労働省は、死亡事例に関しては因果関係不明と評価しており、因果関係ありと認められたものは1件もありません。従って重篤な障害が残ったとしても審査で認められないでしょう。予防接種法に基づく障害年金の請求は非常に困難かと思われます。

そこで、国民年金法・厚生年金保険法に基づく障害年金の請求を考えてみましょう。日常生活でどのくらい支障があるか、仕事をするのにどのくらいの困難さがあるかを検討し、医師に相談してみましょう。初診日から1年6ケ月後の診断書(日本年金機構指定のもの)が必要になります。手続きについては社会保険労務士に相談してはいかがでしょうか? 必ず力になってくれるはずです。

 

 

pagetop